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- 一層ずつ焼き重ね やがて
- 年輪と呼べるお菓子として完成する
バームクーヘンは、
- ベーシックで素朴な味わいの焼き菓子として
- ヨーロッパで誕生しました。
- このバームクーヘンに、
日本人の魂に響く
- 繊細で 豊かで 香り高い うまみと
食感を与える事が、
- 私達の長い間の念願でした。
- とことん突き詰めたつもりだった
材料、配合、焼き加減。
- もっとおいしく更に豊かにと 思いは溢れるものの、
- 目指す感動の味わいは尚遠くにあり
- その実現を前にして 幾度も立ち尽くしました。
- 失敗を繰り返したある日、
- 求めるバームクーヘンを作りあげるには、
- 乾燥した熱で蒸らし焼きにするという
相反した作業を
- 同時にできる窯を、
「一」から造りあげること以外に無い
- という結論に行き尽いたのです。
- 長い時が流れました。
- 私達の試行錯誤の先に とうとうその窯が完成し、
- 初めての火入れ式の後 おそるおそる焼きあげた
- 初めてのバームクーヘン。
- 私達の思いをようやく実現した一棹でした。
- 「ねんりん家」のバームクーヘンは
- このように誕生し、更なるおいしさを求め
- お客様に御喜びいただけるお品を
御届けできますように
- 日々精進を続けております。